大腸ポリープとは

大腸ポリープのイメージ画像

大腸の一部粘膜に発生するイボあるいはコブのような突起物を大腸ポリープと言います。その形やサイズ、発生部位は様々です。発症の原因については、はっきり特定されているわけではありませんが、遺伝子異常で起きることもあるとしています。症状に関しては、自覚症状が発症初期から現れることはなく、ある程度進行すると出血がみられることがあります。

同ポリープのタイプとしては、腫瘍性と非腫瘍性に分けられます。前者は腺腫とも呼ばれる良性腫瘍です。可能性としてその一部に遺伝子変異が起きることがあれば、がん化することもあります。後者の場合は、過形成性ポリープ(高齢者にみられやすい)や炎症性ポリープ(腸炎発症後に起きやすい)、若年性ポリープなどを言いますが、腫瘍でないポリープはがん化することは、ほとんどありません。

いずれにしてもポリープのままであれば、例えがん化した場合でも粘膜内にとどまっている状態なので転移の可能性はありません。これが粘膜下層まで(がんが)浸潤するようになると腸管切除による外科的治療(手術療法)をすることになります。

検査について

定期的な健康診断による便潜血検査で陽性の判定を受け、詳細な検査(大腸内視鏡)をして発見したケースがよくあります。

治療について

腺腫性ポリープで5mm以上と確認されれば切除の対象となります。また腺腫性とはっきり確認できなくても5mm以上あれば切除することもあります。切除に関しては、可能であれば内視鏡による治療となります。あまりにも大きすぎるなど内視鏡では困難と判断されると外科的治療(手術療法)となります。

ふくろう内科・内視鏡クリニック新宿高田馬場
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